どうすれば、即興演奏が上手になるでしょうか?これは誰もが思うことです。ほとんどの場合、即興と言っても、無から有を作り出している訳ではなくて、使い慣れたポジションやアプローチを組み合わせているのです。
引き出しがたくさん有って、それをキレイなリズムで、アーティキュレーションをつけて弾ければ、上手という事だと思います。
おすすめのスケール練習法
一番、僕がおすすめする方法は
- コード進行を決める
- バックトラックを作る
- メロディをギターでのせる
というやり方です。バックトラックはコードを弾いたものを録音したり、サンプル音源などでも良いです。最近は、いい性能で安い、DAWソフトとパックになっているオーディオインターフェースもあります。また、ipadなどでの録音アプリもあります。
話は少し飛びますが、キース・ジャレットという即興がべらぼうに巧いピアニストは「即興演奏は瞬間的な作曲である」とインタビューで言っていました。そして、こうゆう人達は幾多のレコーディングを経験しています。
すなわち、バックトラックをたくさん作って、ギターでメロディをたくさん作曲したら上手くなります。この時には、スケールを使いましょう。
練習音源1
- B♭
- E♭ - B♭ - F - Gm
- Ⅳ - Ⅰ - Ⅴ - Ⅵm
このトラックではスケールはB♭メジャースケールを使っています。とにかく、スケールを覚えたら使うのが大切です。次のトラックに行ってみましょう。
練習音源2
- B♭
- B♭ - E♭ - E♭m - B♭
- Ⅰ - Ⅳ - Ⅳm - Ⅰ
Ⅳmはサブドミナントマイナーです。ソが半音下がってソ♭です。この時には、スケールもソではなく、ソ♭を使って対応しましょう。B♭メジャースケールのⅥ音をⅥ♭音にしましょう。
このようなプチ作曲を重ねていくことで、リズム、メロディ、コード感が良くなっていきます。地元を毎日、散歩していたら、道に詳しくなりますよね。思い描いた目的地にも、すぐに行けるようになります。即興が苦手な人は散歩不足なのです。