ソロプレイは、何と言っても、ギターの大きな魅力ですよね。ここでは比較的、簡単なソロの例と、その材料となるポジションを見てみましょう。
まずは今回のサンプル音源で使用するポジションを図で表してみました。普段のソロやアドリブなどでもよく使用されるポジションです。スケールで言うとCメジャースケールの音階です。
簡単なフレーズと対応ポジション
4から7フレットのポジションでのフレーズ例
別ウィンドウで開く単純ですが、練習になるフレーズです。メロディを歌わせる事、特にチョーキングを丁寧に処理していきましょう。
この音源ではkeyがCメジャーですので、Cメジャースケールという音階、おなじみのド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ、ドを使ってメロディを作っています。
8フレット以上のポジションでのフレーズ例
別ウィンドウで開く次に8フレット以上のポジションも使った音源です。これも簡単なようですが、なかなか練習になると思います。特に、スライドの処理に気をつけていきましょう。音源をよく聴いて、ニュアンスが出るように取り組んでもらえればと思います。
両方のポジションでのフレーズ例
最後に両方のポジションを使ったソロです。低いポジション → 高いポジションという流れで弾いています。少し、展開があって効果的ですね。
カラオケトラックも用意してみましたので、色々と試行錯誤してみてください。チョーキングやスライド、ハンマリング・プリングを使うとギターらしいソロになって、良いと思います。
基本的に、図のポジションではミスノートにはなりませんが、よりメロディっぽく、フレーズっぽくなる様にバックトラックのハーモニーの雰囲気をよく感じながら、頑張ってみましょう。
他のキーやポジションへの応用
ソロやアドリブは、今回のような細かいフレーズをつなげて出来ています。そのため、フレーズをたくさん覚えて指癖を増やしていってください。当サイトでも音源はたくさん使っているので、ぜひ、どんどんコピーして盗んでください。
またソロやアドリブを自在に弾くためには、コピーだけでは足りません。今回はCメジャースケールでしたが、EマイナースケールやFメジャースケールなど、さまざまなキーで試してみてください。
キーによっては今回のポジションでは弾ききれないと思います。そんなときは、同じ音のなるポジションを探してみてください。このような地道な作業が、上達するためには必要なのです。
ギターソロでの音作り
エレキギターの場合は音作りもとても重要です。各音源のソロはどれもエフェクターで歪ませています。歪みには、オーバードライヴ、ディストーション、ファズなど大雑把な種類分けがあります。それに加え、同じオーバードライヴ類でもエフェクターそれぞれに個性があるから奥が深いのです。楽器店などで、お気に入りの歪みを見つけてみましょう!
また、空間系といって、リバーブ、ディレイ、コーラス、フランジャーなど音に広がりや厚み、特殊効果を加えるエフェクターも使ってみましょう。
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