ギターソロと一口に言っても、色々な作り方、方法があります。最も親しみやすいのは鼻歌でソロを作っていく事だと思います。しかし、それだけではややマンネリしてしまうことがあります。下記に代表的なソロの作り方をピックアップしました。
- コード進行に合わせて鼻歌を歌う
- 細かいフレーズたくさん覚え、つなげる
- コードに合ったスケールを弾く
上の3つは1 → 3の順で難易度が上がります。が、3が出来たからといってすばらしいソロが出来るかといったら一概にそうともいえません。アプローチは人それぞれですし、曲のコード進行や、リズムを感じて、メロディを作っていければいいのです。
鼻歌で感性を養い、フレーズ・スケールをたくさん弾いて経験を積んでください。以下では僕がソロを作るときに考えていることを書きました。ご自分のソロ作りに役立ちそうなところはどんどん盗んでみてください。
まずはコード進行を体感する
- E△7 - D#m7 - G#m7 - G#m7
まずは、トラックを良く聴いて、コードを感じること、また、コード進行を弾いてよりコード進行を体感していきましょう。
この段階で、メロディが自然にハミング出来なくても、寝て起きたら、或いは、ある日、突然に出来るようになることもあります。
スケールやコードトーンを意識する
コード進行を体感したら、メロディをハミングや、ギターのポジションで紡いでみましょう。この進行ではD#メジャースケールが使えますので、そのポジションを利用して、ソロを作っていく事が出来ます。
一番、力になるのは、各コードトーンやテンションを考えてフレージングする事ですので、気合を入れて、挑戦しても良いですね。
先ほどのコード進行が、
Ⅳ△7 - Ⅲm7 - Ⅵm7
であるという事も把握してみましょう。
また、リズムは、シャッフルと呼ばれる、ハネたリズムですね。一応は、お洒落な傾向のトラックを作ってみましたので、それも考慮してみてください。ドラムも良く聴いてみてください。
作曲をイメージする
では、もう一つ別の音源で、僕がよくやる作曲をするという意識でソロを作って行きたいと思います。
- E
- A - B - C#m7 - C#7 - F#m - Bsus4 7 B7 - E - E7 - A
Eメジャースケールを中心に考えていくのですが、C#7、E7がセカンダリードミナントになりますので、そこでは、柔軟に対応しなくてはなりません。
鼻歌で合う感じのメロディを考える。変化している音を捉える。これは、例えば、C#m7 → C#7ではC#から三度の音を半音上げて対応すれば良いのだな。というようなことになります。
E - E7も同様です。また、普段からマイナー/メジャーに解決する際のドミナント7でのコードートーン+テンションの使い方を研究しておくと一つのアプローチ法として使えます。
別ウィンドウで開く今回は五線譜に落としてみましたが、譜面に落とすという作業は面倒ですが、プレイの質を上げるきっかけになりますので、おすすめです。その作業をすることが、自分のプレイをちゃんと把握する事に繋がると思います。
特に前半では、分かりやすい形でシークエンスを使い、後半ではコードトーン+テンションでアプローチしてみました。色々と試してみましょう。