ブリッジミュートは下の写真のように、ギターのブリッジ部に右手をのせ、ピッキングをする奏法です。トーンを曇らせる効果があります。また、サステインという音の伸びも短くなります。右手の小指側の面を、弦とブリッジの境目を狙って、のせてみてください。
よく使われるバッキングパターンからポイントを学ぶ
パターン1. ブルース
別ウィンドウで開くまずはコード進行D7 - G7 - D7のブルースを弾いてみましょう。M → がブリッジミュートの表記です。エフェクターを使用して、音を歪ませています。意図的にブリッジミュートを使うことで、フレーズに味が出ます。渋いです。
ポイントは手を置くポジションです。ピックアップ側に寄りすぎると、音が曇りすぎて、単にミュートになってしまいますので気をつけてください。ブリッジミュートは例えるなら、半熟の煮玉子といったイメージです。煮込み過ぎてはいけません。
パターン2. ロック
別ウィンドウで開く次は、また違うフレーズです。ここでは、トーンを柔らかくする為に使用しています。クリーントーン(歪みを加えていない)で弾いています。
また、ブリッジミュートをするとサステインが短くなるので、リズミックな効果を狙って使われます。ハードロックなどでは、曲全体の強弱をつける為にも使用されます。分かりやすい例だと、「Aメロはブリッジミュートで抑えて、サビはストロークで盛り上げる。」のようなイメージです。
実際に使用されている楽曲
東京事変の「遭難」のイントロ部分でもブリッジミュートが使われていますね。PVではギタリストの晝海幹音さんが2弦のポジションで、ラ# → ラ# → ソ → ソ → ラ# → ラ# → シ → シとブリッジミュートで弾いていますね。カッコ良いです。ギター自体は、歪ませた鋭いトーンです。
ソロでのブリッジミュート
ブリッジミュートは上の音源のようにソロプレイの中でも使われます。ここではソロ冒頭で使用しています。バリエーションが出て良いですね!即興演奏でバリエーションをつけたい時には役立ちます。ブリッジミュートはギター独特の魅力的な奏法ですので、ぜひ習得してください!
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