これまでの5弦ルート型、6弦ルート型では説明しづらい、sus4・aug・dim・♭5 についての説明です。
なかなか、難しそうですね。これもコードの話なのですが、とても重要ですので一つずつ見ていきましょう。
なお、基本的なコード理論を順を追って説明するため、次の5つのコンテンツに分けて書いてあります。より理解を深めたい方は順番に見てもらえると良いと思います。
sus4
別ウィンドウで開くsus4のコードは、ルート、パーフェクト4th、パーフェクト5thで出来ています。C sus4だとド、ファ、ソとなります。パーフェクト4thが特徴的です。パーフェクト4thは完全四度、パーフェクト5thは完全五度とも言います。このあたりはテキストや指導者によって、呼び方が微妙に違ったりしますが、要はどの音を言っているのか分かることが大事です。
この手の話は置いておいて、まずはフォームを覚えて、響きを感じましょう。かなり常套的な進み方だと、Csus4→Cという風に進みます。これも弾いてみてください。よく聴いた事があるかもしれません。
aug
別ウィンドウで開くaugはルートから長三度ずつ積んで出来るコードです。音程はルート、メジャー3rd、#5th(増五度)です。ド、ミ、ソ#ですね。長三度上はギターで言うと、4フレット上になります。この手の話はややこしいですが、少しずつ慣れていきましょう。上達した時に、一から学んでいくと結構厄介です。でも、必要になってくるのです。
余談ですが、かなり著名なジャズギタリストのレッスンを受けましたが、どんな感じかというと、「う~ん、ここのところは僕だったら♭13thを足して弾くな。やはりこの方がスムースだし。」みたいな事を延々と垂れ流していくようなものでした。(とても勉強になる訳ですが)コピーだけでもギターは楽しめますが、それだとある時点から進めなくなりますので、コツコツと慣れていきましょう!
augはドミナントの機能を持っています。また、ホールトーンという基本対応スケールもあります。響きは、浮遊感とか宇宙っぽいなどと言われたりしますね。
dim7
別ウィンドウで開くdim7はルートから短三度ずつ積んでいきます。短三度上は3フレット上です。ルート、マイナー3rd、♭5th(減五度)、メジャー6thです。dim7と言いながら、メジャー6thですね。響きは何というか危険な感じがしますね。ドミナントの代理で良く使われます。分からない人は読み流しましょう。言葉に慣れた分プラスです。
m7(♭5)
別ウィンドウで開くこれも重要なコードです。dim7と比較すると、ちゃんとマイナー7thを使っていますね。ルート、マイナー3rd、♭5th、マイナー7thです。こちらも危険な響きですね。ロクリアンモードというのが対応スケールです。何より響きを確かめましょう。ドミナント、サブドミナントの機能があります。
理論はややこしいですが、為になることがたくさんありますので、頑張ってみましょう。安打がかなりの確率で打てるようになります。