テンションノートを使用することで、よりバリエーションに富んだコードワークができるようになります。CとCmのコードを基に、色々とテンションを書いてみましたので、見てください。
別ウィンドウで開くなお、基本的なコード理論を順を追って説明するため、次の5つのコンテンツに分けて書いてあります。より理解を深めたい方は順番に見てもらえると良いと思います。
四和音のコード
まずテンションノートとは、四和音にプラスアルファとしてさらに音を加えた時に、その加えた音のことをいいます。四和音とは、M7th・7th・m7th・6thなどを加えたコードです。そのため、たとえばC7は四和音なのでテンションノートは加えられていないことになります。
また、三和音にテンションノートを加える場合には、一般的にはaddを使用します。例えばCadd9などです。
7thと6th
テンションノートではないですが、同じようにコードに色をつけるノートということで、一旦テンションノートから脱線して、M7th・7th・m7th・6thなどの音色の特徴について説明します。
7thの特徴
Cメジャーを元に考えます。これはドミソ、インターバルで言うとルート、長三度、完全五度という基本的な三和音のメジャーコードです。ここに7thの音を加えて四和音にしていきましょう。
七度の音には2種類ありまして、長七度(この場合シ)と短七度(シ♭)です。それぞれ、△7th、m7thのように表記します。(テキストにより多少、変わります)
感じ方はそれぞれかと思いますが、一般的には7thはおしゃれな響きを表現したい場合に使用されることが多いです。
6thの特徴
同じように6thも見ていきます。六度の音(ここではラ)を加えると、C6です。こちらは一般的には落ち着いたというか、暗い印象を与えるコードになります。
テンションノートの使い方
テンションノートの使い方ですが、最終的にはたくさんのヴォイシングを聴いて、自分の感覚で使用するのがゴールです。しかしこれまでの偉人たちのアイディアから、下記のような使用例がパターン化されています。まずはこれを意識して各テンションノートを覚えてみましょう。
- テンションコードの持つ雰囲気を出したい場合
- テンション音で旋律を表現する場合
代表的なテンションノートの特徴
先程も言いましたが、テンションノートは自分の感覚がとても重要です。テンションの種類はコード表で確認するとして、実際に音源を聴いてみましょう。
下記はC△7 - A7 - Dm7 - G7というコード進行にテンションノートを加えて、C△7 - A7(♭13) - Dm7(9) - G7(13)というオーソドックスな攻め方をしたものです。実際に楽曲や、あるいはエクササイズで使ってみて、判断力を養ってみてください。