ここでは、今までの知識・実践を踏まえ、コードのアレンジ例を紹介します。まず基になるコード進行を決めましょう。
- E♭
- E♭ - A♭ - E♭ - B♭
- Ⅰ - Ⅳ - Ⅰ - Ⅴ
様々なアレンジを組み合わせる
上のコード進行を4回ループさせるとして、各回をそれぞれ違った進行にしてみましょう。
1週目 : ドミナントモーション
まずは、ⅤをⅤ7にしてみます。Ⅴ7からⅠはドミナントモーションと言って、強力な進行力を持っていましたよね。
- E♭
- E♭ - A♭ - E♭ - B♭7
- Ⅰ - Ⅳ - Ⅰ - Ⅴ7
2週目 : サブドミナントマイナー
次に、サブドミナントマイナー、Ⅳmを使ってみましょう。SM(サブドミナントマイナー) → Tonicが基本的な流れでしたね。
- E♭
- E♭ - A♭ A♭m - E♭ - B♭
- Ⅰ - Ⅳ Ⅳm - Ⅰ - Ⅴ
3週目 : セカンダリードミナント、裏コード
次に、セカンダリードミナント、裏コードを使ってみましょう。Ⅰ7がセカンダリードミナント、Ⅱ♭7が裏コードでした。
- E♭
- E♭ E♭7 - A♭ - E♭ - B♭7 E7(9)
- Ⅰ Ⅰ7 - Ⅳ - Ⅰ - Ⅴ7 Ⅱ♭7(9)
4週目 : Ⅱ - Ⅴ
最後にⅡ - Ⅴを用いた簡単なリハーモニゼーションを加えてみましょう。Ⅱm7(9) Ⅱ♭7(9)の部分がⅡ - Ⅴですが、Ⅴの代わりに、Ⅱ♭7を用いています。
- E♭
- E♭ - A♭ - E♭ - Fm7(9) E7(9) - E♭6(9)
- Ⅰ - Ⅳ - Ⅰ - Ⅱm7(9) Ⅱ♭7(9) - Ⅰ6(9)
まとめると
- E♭
- E♭ - A♭ - E♭ - B♭7
- E♭ - A♭ A♭m - E♭ - B♭
- E♭ E♭7 - A♭ - E♭ - B♭7 E7(9)
- E♭ - A♭ - E♭ - Fm7(9) E7(9) - E♭6(9)
また、今回はオーディオインターフェイス → プラグインのアンプシュミレーターで録音してみました。最近のものは、プラグインでもリアリティを追求して、質自体も上がっているそうです。